weroast HOME ROASTERの忖度無しレビュー
去年、weroast HOME ROASTERという小型焙煎機を購入したのですが、レビューいたします。
まず、容量ですが70gまで焙煎出来るようですが、推奨は50gとなっています。
焙煎方法は熱風式で独自開発の「ボルテックス熱風式」を採用しています。
ムラなく均一に焙煎出来るとの事です。
操作方法は簡単で、ボタンを長押しすると電源が入ります。
そして、ボタンを回して任意の分数にセットして、ボタンを押すと焙煎スタートします。
焙煎が終了すると、豆の冷却が自動で始まり冷却完了で自動で止まります。
操作は簡単ですね。
weroast HOME ROASTERの焙煎度
weroast HOME ROASTERの焙煎度は説明書ですと下記のようになっています。
浅煎り・・・約10~16分
中浅煎り・・・約15~19分
中煎り・・・約15~19分
中深煎り・・・約19~22分
深煎り・・・約23~24分
極深煎り・・・約25分
豆の精製方法や種類によって焙煎時間は変わりますが、私のweroast HOME ROASTERは初期型では無いので、少し熱量が少ないと思います。
これは、公式で言っているわけではないですが、初期型は温度が上がり過ぎてエラーが出るようで、改善したような話をどこかで見たので、これから購入する方は1~2分くらい多めの方が良いかもしれません。
また、1ハゼを聞いてから分数を調整できますが、ウォッシュドでもあまりハゼないです。
深くするとハゼますが、時間と焙煎度とハゼの関係が合わせずらいです。
ビービリーのような豆は向いているのかもしれません。
weroast HOME ROASTERを実際に使ってみる
それでは実際に使ってみます。
ちなみに、weroast HOME ROASTERには過酷な条件?を付けています(笑)
使った豆は「ミャンマー ナバンジー村 マイクロミル フラワーブーケ ウォッシュ」ですね。
この豆の浅煎りが私は好きです。
柔らかくて、酸もきつくなくリンゴのほのかな甘み、アフターはしっかりと残ります。
友人に飲ませたら、「えっ?ほうじ茶?」って言ってましたけど(笑)
weroast HOME ROASTERは浅煎りが苦手と思います。
飲めなくは無いのですが、雑味が割と入ります。
今回は50gにしています。
ガラスの容器にセットします。
後は、フィルターと蓋を乗せるだけです。
フィルターと蓋には印が付いているので、ずれないようにシッカリと合わせます。
今回は18分でセットします。
中浅煎りと中煎りになりますが、何度もやっていますので、ナチュラルでもウォッシュドでも浅煎りになります。
そして、後は待つだけです。
これは、楽ちんと思いますが実はこの待っている時間が非常に苦痛です。
18分で焙煎、その後数分冷却になりますので、実質は20分以上掛かります。
何分焙煎したら何分冷却するのかわかりませんが、説明書には3~6分の冷却時間と書かれています。
なぜ、この焙煎中が苦痛かというと、うるさいんです(笑)
掃除機より少し小さい感じとかドライヤーぐらいとか色々口コミはありますが、とにかくうるさいんです。
うちには、ワンコ3匹いますが昼寝してても普通に起きて、またコーヒー?wって感じでうるさいな~みたいな顔をします。
テレビを見ていても、ユーチューブを見ていても音を上げないと聞こえません。
うちはインターフォンの音を下げていますが、ピンポンも聞こえないで不在票を入れられた事もあります。
優雅なひと時のイメージでしたが、お風呂場で焙煎しようかなと思うほどです。
そして、18分が経ち焙煎終了。
1ハゼは15分でパキッと2.3回鳴っていましたが、どうせならないだろうと思っていたので慌てて確認しに行きました。
そもそも15分で1ハゼだと香りは抜けるし味もフラットになりがちだと思います。
それで、焙煎完了した豆がこんな感じです。
光の加減もありますが・・・え~っと(笑)
チャフが取れていない豆や焼きムラ。
焼きムラは全体的では無く1粒の中でムラになってます。
焙煎度を深くすれば、色合い的に焼きムラは目立たなくなります。
しかし、根本的に浅煎りで焼きムラが起きているという事は深くしても目立たなくても焼きムラ起きてます。
焼きムラ数粒を写すとこんな感じです。
weroast HOME ROASTERの後片付け
weroast HOME ROASTERの後片付けは楽ですね。
人によっては後片付けが嫌な人も多いと思いますが、私は後片付けも含めて楽しむと思っているので苦になりません。
焙煎直後はこんな感じです。
こうして見ると結構汚れてますね。
蓋を外すとこんな感じです。
蓋とフィルターに付いているチャフ。
中に落ちているチャフ。
フィルターに付いているチャフは、そのままゴミ箱に刷毛で払って入れます。
その後に、中と細かいチャフは、私の場合小型の充電式掃除機を持っているので、それで掃除します。
その掃除機は吸い込みと吐き出し(ブロアー機能)がありますので、それで簡単に出来ますが持っていなければ中に入ったチャフは嫌だと思います。
ただ、焙煎時間を長くすると、中にチャフは残りづらい傾向があるようです。
weroast HOME ROASTERのまとめ
weroast HOME ROASTERですが、クラウドファンディングでだいぶ売れたようですし、アマゾンでも結構売れています。
口コミなどは、ほとんど読まずに購入したのを少し後悔しています。
焙煎した事が無い人も手軽に焙煎出来るし、値段も手ごろとの声も多いです。
また、私が指摘している焙煎ムラも、ムラがあるからと言ってコーヒーがまずくなるわけではありません。
一つの種類の豆で焙煎度を変えるブレンドコーヒーもありますが、狙って焙煎度を変えるのとムラになるのでは意味合いが違うと思います。
価格も手ごろと言う人も多いですが、29800円は手ごろとは私は思いません。
音もうるさすぎます。
音は大きさだけではなく感じ方もあります。
同じ大きさでも高音と低音では違います。
weroast HOME ROASTERは大きな機械が出している音では無く、小さな機械が余裕の無い状態で無理して出している音に聞こえます。
そういう音は、なぜか耳障りです。
あくまでも私の感想ですが、温度設定(温度の上がり方と時間)、音、焙煎ムラ、価格とどれを取ってもお勧めできません。
それでも買ったので、気が向けば使いますが、不満点が無い人はいないのでは無いかと思います。
あと焙煎量に関してはせめて100gとの気持ちはありますが、これはスペックで見ていて実際に相違は無いので不満点にはなっていません。
あまりネガティブな事なので、読んでくれた方には気分を害するのではないかと思いますが、インフルエンサー達も書けたり言えないのではないかと思いますので書きました。
29800円取るなら、もう少し煮詰めてから販売して欲しかったと感じます。